ColdFusion Day 2011に参加しました
こんにちは。くろの(福田)です。
先日ColdFusion Days 2011が開催されました。
■ColdFusion復習
- ColdFusion(CF)はタグベースのCFMLで記述していくサーバーサイドテクノロジー及びそれをホストするサーバー
- 各種最新技術がタグに整理されているので、最新技術を簡単に利用できる
- PDFやFlash/Flex/AIRなどAdobe製品と親和性が高い
- 1995年にJJ Allaireが開発 http://ja.wikipedia.org/wiki/ColdFusion
- 当初VC++で書かれていたが、2000年からJavaベースに。この頃から世界的に普及
- Allaire Corporation>Macromedia>Adobe
- 最新はColdFusion 9 http://www.adobe.com/jp/products/coldfusion-family.html
- 今回はColdFusion 10(ColdFusion Zeus)及びそれ以降の計画の話
■開催概要
- 日時:2011年11月08日(火)
- 場所:大崎ゲートシティ大崎ルームD
- 主催:株式会社SAMURAIZ
- Webサイト:http://www.samuraiz.co.jp/event/111108.html
■ColdFusionの誤解
- ColdFusionをtoyという人が居る⇒エンタープライズ向けプラットフォームである ⇒今でもebayやアメリカンエクスプレスでもColdFusionでシステムが構築されている。
- AdobeがColdFusionを放棄している⇒VersionUpは継続している
- Javaの競合?⇒Javaと一緒に使う事が可能。親和性が高い
■ColdFusionの今
- 難しいものをより簡単に
- スケーラビリティ、セキュリティ、パフォーマンスに関して非常に考慮している
- HTML5は難しい⇒ColdFusionがそれを簡単にする
- 新しい若いデベロッパーにリーチする(!)
■Difficult Things Made Easy~難しいものをより簡単に~
- Ajax
- Office Integration
- Web Services
- Database Support
- Charting
- Search
- マルチプラットフォーム
- HTML5
- Mobile
■ZEUS FEATURES AT A GLANCE~ZEUSの新機能を確認してみましょう~
- Workflow Improvements(通信等基盤部分の改善)
- SOAP 1.2 and WSDL 2.0
- キャッシュ
- VFS
- Flex Lazy Loading
- 検索の改善
- Out-Of-Box(言語周りの新機能)
- Closure
- 言語の改善
- ORM(検索の拡張)
- Office 2010サポート
- New Technology Trends(流行への対応)
- スケジューラー
- REST
- HTML5(チャート、Websockets等)
- Enterprise
- セキュリティ
- パフォーマンス
- WebServices
- スケジューラ
- キャッシュ
- Java連携改善
- 検索の改善
- Office 2010サポート
- Java Integration(Java連携)
- JavaからCFコンポーネントの起動
- Tomcat連携
- JavaライブラリのHot deploy
- Easy Access & Affordability(簡単なアクセスと値ごろ感)
- CF X on the Cloud
- ColdFusion Builder
- 技術アップグレード
- JRunに代わりTomcatを採用
- Verityに代わりSolrを採用(全文検索)
- Greenpointに代わりZingchartを採用(Server-side Charting) http://www.zingchart.com/
■BUSINESS INITIATIVES
- BUILD EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)と日本との連携(ローカライズサポート)
- EXTEND より大きなJavaデベロッパーの世界にメッセージしていく
- FOCUS アメリカ、EMEAでの時代を牽引する活動への注力
- TARGET 購入に関する障壁を低減し新しい開発者を
- LEVERAGE 他のAdobe製品とCFのクロスプロモーションを通したAdobeブランド
- CONDUCT 新しい開発者の教育を支援する定期的なオンライントレーニング
- PARTICIPATE オンラインコミュニティ形成のためソーシャルネットワークやeCafeへの参加
■FINALLY(まとめ)
- 「使いやすさ」と「開発とメンテナンスにおける生産性」に関する顧客価値を引き続き追及
- 新規顧客(アーリーアダプタ―)向けの魅力的な価値を創造するために新しい技術トレンドをサポートしていく
- 価格、ライセンス、アクセス(クラウドを通した利用)に関する新しい試みは最新技術プラットフォームを試そうとしているユーザーが持つ大きな障壁を無くしていく
- セキュリティ、サーバーモニタリング、管理、JavaEE/.NET連携を中心としたエンタープライズ機能の開発に投資をして行く
- Adobeは次の24か月で4製品のリリースを計画しており、引き続きCFに投資していく
■色々メモ
- CFはインド中心にがんがん開発している。安心してもらっていい。
- Java、Adobeプラットフォームとの親和性をより高めていく。
- JRunが無くなって、Tomcatに移行した。
- AWS上で使えるようになる(予定?)数ヶ月無料。その後有料。ColdFusion Eenterprise(サブスクリプション型。月額料金)(EC2が時間課金でCF部分が月額課金なイメージ?)
- モバイル関連は実際にはもう少し先のバージョンで出る予定
- CFのPDFはAdobeのPDFではない(CFはJava、PDFはC++で出来ている)CF12で対応予定
今回のイベントはAdobeイベントおなじみのゲートシティ大崎で開催され、ルームDが満席でした。 個人的印象ですが、スーツ率が今年参加した技術系セミナーで最も高く、今も多くの企業で根強くColdFusionが活用されている証拠なのではないかと思いました。
リンク
主催のサムライズさんがレポートを公開していますので、こちらもご参照ください!